
学習と意思決定Oussama Ammar
モデルを使い、従いすぎない
役立つモデルは現実を見る助けになりますが、現実の代わりにはなりません。
歴史、権威、自己認識は、判断の代わりにされがちです。過去の会社は特定の条件で成功しました。尊敬される人の言葉にも背景があります。自社につけた肩書きだけで、次にすべきことは決まりません。
そうした情報は、問いをつくるために使う。そのうえで、自分の判断の条件を確かめてください。反射的に賛成しても、反射的に拒んでも、自立した判断にはなりません。明確に考えるには、実際の状況に合う理由が必要です。
いくつかの簡単な習慣を覚えておいてください。
- 観察した事実と仮定を分ける。
- 詳しく知っていることと、知らないことを特定する。
- 目先の結果だけでなく、その後の影響も考える。
- 起こり得る結果と、その確率を比べる。
- どのように失敗し得るかを問う。
- 同じ証拠を説明できるなら、より単純な説明を選ぶ。
- 敵意を疑う前に、間違いの可能性を考える。
- 不確実さのための余裕を残す。
思考実験も使えます。起こり得る状況を想像し、その後を考える。すぐに現実の行動を約束せずに、前提を見つけられることがあります。ただし、想像した結果が起きる証明にはなりません。
何に気づくかは、ものの見方に左右されます。別の立場の人には、同じ問題の違う部分が見えることがあります。自分の見方がすべてだと思う前に、視点を比べてください。
動くことと同じくらい、方向も大切です。目標から離れるなら、速く働いても前進はわずかです。どれだけ労力を使ったかに加え、結果がどう変わったかを見てください。
今の位置を保つだけでも、適応が必要なことがあります。条件が安定しているときに効く方法も、顧客や競合が変わると効かなくなり得ます。学び続けることは、将来の成長だけを守るものではありません。
ある結果が同じ過程の次の動きを変えるとき、フィードバックループが生まれます。変化を強めるものも、抑えたり打ち消したりするものもあります。結果を個別に扱わず、繰り返した影響を見てください。