
Oussama Ammar
若さに必要なのは、勇気ではなく動きだ
人は、会社を始めることを、燃える建物に飛び込むような行為として美化する。だが、タイミングは重要だ。勇気は絶対的なものではない。状況によって変わる。
すでに子ども、住宅ローン、キャリアの重みを背負っているなら、確かに飛び込む代償は大きい。切るロープには、何年もの安定が結びついている。だが学生や、大学というベルトコンベアーを降りたばかりの人に、どんなロープがあるのか。
それは無謀だ、という神話がある。現実には、失うものがない。養う家族も、守る家も、石に刻まれた評判もない。すでに裸なのだ。それ以上脱ぐことに、何の危険があるのか。
退学は劇的に聞こえる。だが、そう聞こえるのは、人生の選択は永久に変えられないという筋書きを信じるからだ。実際には、取り返しがつき、忘れられ、ほとんど些細なことだ。「リスク」は、ただの考え、聞かされてきた物語にすぎない。
本当のところ、若いときに会社を始めるのに、大きな勇気は要らない。必要なのは、不利益だと思っているものが幻想だと気づくことだ。燃やすキャリアも、浪費する資産もない。あるのは時間だけだ。そして20歳の時間は、生涯で最も安く手に入る通貨である。
だから、残る問題は勇気ではなく臆病さだ。代償がこれほど低く、可能な軌道がこれほど高いのに、動かないこと。それだけが裏切りだ。
若い創業者は、炎に飛び込む英雄ではない。ただの空気しかないところに炎があるふりをして立ち止まるなら、そのときこそ臆病なのだ。
Daedalium に初掲載。