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「分野を横断する創業者のための読書地図」のイラスト

Oussama Ammar

分野を横断する創業者のための読書地図

会社を作るには、分野をまたいで働く必要がある。技術、事業戦略、創造的な思考が交わる。広く柔軟な知識の土台があれば、複雑さを理解し、一見無関係なアイデアをつなぎ、問題を複数の角度から解ける。

土台

大学に入ったとき、学ぶべき本や文章の膨大なリストを渡された。難しく、初めは圧倒されもした。だが結果として、それは教育の中でも最も価値ある部分の一つになった。知的な持久力をつけ、広い視野を育てることを楽しめるようになった。

同じ精神を、一緒にする仕事にも持ち込みたい。

技術、ビジネス、創造性、システム思考などの重要な概念を扱う、選び抜いた読書リストを用意する。意図的に、かなり野心的な内容にしてある。

どう読むか

  • 開かれた議論。読んだものについて、会話、討論、批評をしてほしい。学ぶことは、受け身ではなく能動的な行為だ。
  • 気ままな探索。順番を気にせず、手に取ればいい。
  • 文化に浸る。目標は、ただ内容を「知る」ことではない。その中に浸ることだ。文化は、集中と反復によって育つ。

なぜ大切なのか

力のある考えに囲まれることは、任意の選択ではない。必要なことだ。しっかりした知識の土台を作れば、速く動き、明晰に考え、よい判断ができる。共通の言葉が生まれ、一緒にするあらゆる仕事の質が上がる。この過程に打ち込めば、複雑さに適応するだけでなく、それを扱えるようになる。

何のためにここにいるのか。稼ぐためだ 💸

富を求めることに、恥はない。豊かになりたいという願いは、道徳的な欠陥ではない。合理的で、責任ある選択だ。私の目標は、自分の富を築き、同じように築く機会を周りの人にも作ることだ。

私たちの社会は、富と強欲を混同しがちだ。それは間違っている。正当に得た富は、利己心の表れではない。価値を作り、問題を解き、リスクを負い、長い時間をかけて規律ある判断を積み重ねた結果だ。

富は自由を作る。追い詰められた事情ではなく、原則に従って選ぶ力をくれる。人、アイデア、よりよい未来を築くことに投資できる。なければ、自分では制御できない状況に縛られる。

富を築くことは、個人的な利益だけの話ではない。独立し、人を助け、世界に意味のある貢献をする力を得ることだ。

この考えを明快に、筋道立てて説明するものを一つ挙げるなら、ナヴァル・ラヴィカントの「運に頼らず豊かになる方法」だ。

ナヴァルは、富を築くことを、一連の技能として捉え直す。

  • コード、メディア、資本、人を通じてレバレッジを使うことを学ぶ

  • 時間を貸すのではなく、資産を所有する

  • 判断力、忍耐、明晰さをもって決める

彼の見方は実践的だ。富は、仕組みがどう動くかを理解し、その中で適切な位置を取ることで生まれる副産物だ。短期的な勝ちを追うのではない。長く残るものを築くことなのだ。

私たちは、この枠組みで動くべきだ。不必要に苦しむことに高潔さはない。成功することに恥はない。やるべきことは、富を理解し、賢く求め、責任を持って使うことだ。自分のため、そして一緒に築くことを選んだ人のために。

ポール・グレアムという土台

  • スタートアップの始め方:アイデアを生むところから実行まで、起業の基礎を扱う。
  • スケールしないことをしよう:初期の成長を得るために、手作業で取り組むことの重要性を説く。
  • 作り手の時間割、管理者の時間割:創作者と管理者で異なる時間の使い方と、そこから生まれる衝突を考える。
  • ハッカーと画家:プログラミングと絵画を比較し、どちらも創造的な営みだと論じる。
  • 平均を超える:強力なプログラミング言語を使う利点と、「Blubパラドックス」を紹介する。
  • 言ってはいけないこと:社会の常識を疑い、禁忌とされる話題を考えることが、革新につながると説く。
  • 富の作り方:とりわけスタートアップによる富の創造を分析し、所得格差についての通念に挑む。
  • エッセイの時代:エッセイの目的と、考えを育て、伝える役割を考える。
  • 頭の中の最重要の考え:最も強く意識を占める考えに、注意を向ける重要性を示す。
  • 決意の構造:決意を構成する要素と、成功における役割を分解する。
  • アイデンティティを小さく保つ:自分の所属や立場に基づく思考を減らし、新しい考えや見方に開かれていようと勧める。
  • どう反論するか:反論の階層を示し、より建設的で理性的な議論を促す。
  • よい先延ばし、悪い先延ばし:前進を妨げる先延ばしと、生産的な結果につながる先延ばしを区別する。
  • スパムへの対策:ベイズ型スパムフィルターの開発を説明し、統計手法の実用例を示す。
  • なぜオタクは人気がないのか:学校の社会的な力学と、知的な生徒が直面する困難を考察する。
  • 依存性の加速:現代の技術がますます依存を生みやすくなることと、その影響を論じる。
  • 懸命に働くには:努力することの本質について考える。
  • 天才のバス切符理論:ある対象への深く執拗な関心が、並外れた成果につながると提案する。
  • 再分断化:集中したメディアから、細分化されたメディアへの移行を分析する。
  • 自分の頭で考えるには:独立した思考を勧める。

人生でうまくやるための科学

  • 科学的な自己改善:生産性、学習、幸福のために、実際に効果のある、証拠に基づいた方法を概観する。
  • 先延ばしに勝つ方法:先延ばしの理由を簡単な式で説明し、行動するための調整方法を示す。
  • 先延ばしを克服する私のアルゴリズム:先延ばしをその場で見つけ、修正する四段階の実践法。
  • 幸せになる方法:感謝や瞑想など、長期的な幸福を高める、研究に裏づけられた習慣。
  • 状況主義心理学からのよい知らせ:意志の力だけでなく、環境を変えることで行動が変わると示す。
  • 強化の力:小さく即時の報酬が、よい習慣を定着させ、継続的な行動を支えることを示す。

AIの哲学を理解する

  • AI革命・第1部:特化型人工知能(ANI)、汎用人工知能(AGI)、超知能(ASI)を紹介し、進展の速さと、人間の知能を超えることの影響を考える。
  • AI革命・第2部:超知能の存在論的なリスクと、世界を変える可能性を探り、手遅れになる前にアラインメントと制御の課題に取り組む必要性を強調する。
  • 直交性テーゼ:AIの知能の高さと目標は独立しており、非常に賢いAIでも、人間の価値観と一致しない目的を追いうると論じる。
  • 高度なエージェントの性質:戦略的な認識や目標指向の行動など、強力なAIを予測しにくく、ときには制御困難にする性質を論じる。
  • 状況認識:これからの10年:AIが急速に進み、10年以内に超知能へ至ると予測する。その際の社会的、地政学的な変動に備える必要性を説く。
  • 知能爆発への備え:アラインメントだけでなく、AIの急速な発展がもたらす幅広い課題に、前もって対処する重要性を示す。

なぜ私たちは、こんなに遅いのか

作り、失敗し、やり直す中で、私はこう考えるようになった。速さは、作業を速めることから生まれるのではない。締め切りを短くすることから生まれる。切迫感の火から生まれる。3か月を与えれば、人は動く。3年を与えれば、計画する。歴史には、とんでもない例がある。90日でVisa。1年でディズニーランド。400日あまりで、あのエンパイア・ステート・ビル。奇跡ではない。徹底して優先順位をつけ、計画しすぎて動けなくなることを拒んだ結果だ。人は話すのではなく、実行した。実行の速さは、明晰さと圧力の副産物だ。チームに与える時間は、増やすより減らす。延々と続く会議、状況報告、ピッチ資料を切る。とにかく作る。大半のアイデアは、悪いから死ぬのではない。議論されすぎて死ぬ。

Stripeのパトリック・コリソンは、自分のウェブサイトで、人々が協力して野心的なことを素早く成し遂げた例と、その経緯を紹介している。

  • BankAmericard。ディー・ホックは、後のVisaカードになるBankAmericardを、ゼロから90日で立ち上げるよう求められた。実現し、その間に10万人以上の顧客を獲得した。出典:Electronic Value Exchange。
  • P-80シューティングスター。ケリー・ジョンソンとチームは、アメリカ空軍が使った最初のジェット戦闘機P-80を、143日で設計し、引き渡した。出典:Skunk Works。
  • マリンシップ。「W・A・ベクテル社がアメリカ海事委員会から電報を受け取ると、造船所の建設はただちに始まった。電報は1942年3月2日に届き、3月3日にサウサリートの用地を選び、3月9日にワシントンDCで建設案を示した。説明開始から10分で、海事委員会の担当者はベクテル社に建設を指示した。実際の工事は3月28日に始まった。建設のため取り壊されるパインポイントに住む42世帯が転居できるよう、着工を2週間遅らせた」。最初の船は、その年の9月15日、電報から197日後に完成した。出典:Marinship on the Fast Track。
  • スピリット・オブ・セントルイス号。1927年、ドナルド・ホールとチャールズ・リンドバーグは、60日で機体を設計し、製作した。「必要な燃料を計算するため、2人はサンディエゴのEストリート820番地にある公共図書館へ車で向かった。リンドバーグは地球儀とひもを使い、ニューヨークからパリまでの距離を推定した。3,600法定マイルとなり、ホールは400ガロンの燃料が必要だと計算した」。出典:Ryan Airlines gave Lindbergh wings。
  • エッフェル塔。2年2か月、793日で建てられた。1889年の完成時には世界一高い建築物となり、その記録を40年以上保った。費用は2019年のドル換算で約4,000万ドル。出典:Eiffel's Tower。
  • トレジャーアイランド。1935年、サンフランシスコはゴールデンゲート橋とベイブリッジの完成を記念し、ゴールデンゲート国際博覧会の会場となる新しい島を作ると決めた。その結果生まれたのが、湾の中央にある400エーカーの人工島、トレジャーアイランドだ。1935年に着工し、1937年3月までに完成した。出典:San Francisco Fair: Treasure Island。
  • アポロ8号。1968年8月9日、NASAはアポロ8号を月へ向かわせると決めた。打ち上げは同年12月21日、134日後だった。出典:Apollo Spacecraft Chronology。
  • アラスカ・ハイウェイ。1942年から、ブリティッシュコロンビア東部とアラスカのフェアバンクスを結ぶ1,700マイルの軍用道路が、234日間で建設された。出典:The Alaska Highway。
  • ディズニーランド。ウォルト・ディズニーが構想した「地球上で一番幸せな場所」は、366日で実現した。出典:Under Construction: A look inside Walt Disney’s Disneyland。
  • エンパイア・ステート・ビル。着工から完成まで410日だった。出典:Empire State Building。
  • ベルリン空輸。1948年6月24日、ソ連がベルリン封鎖を始めた。2日後、空輸が始まった。その後463日間、アメリカ、イギリス、フランスは300機を使って27万7,000回飛行し、220万人の住民を支える物資を届けた。14か月間、平均2分に1機の補給機が着陸した。その一環として、テーゲル空港も建設された。計画開始は1948年7月。8月5日に着工し、92日後の11月5日に最初の着陸を受け入れ、12月5日に正式開港した。出典:The Candy Bombers。
  • ペンタゴン。世界最大のオフィスビル建設を率いたのは、ブレオン・サマーヴェルだった。木曜の夜に実施を決め、その日曜には初期図面ができた。2か月後の1941年9月11日に着工し、491日後の1943年1月15日に完成した。いつまでに必要かと聞かれると、サマーヴェルは決まって「一昨日だ」と答えた。出典:The Pentagon。
  • ボーイング747。ボーイングは1966年3月、747計画を始めると決めた。最初の747が完成したのは1968年9月30日。約930日後だった。出典:Boeing 747: A History。
  • ニューヨーク地下鉄。最初の契約は1900年2月21日。4.7年後の1904年10月27日に28駅が開き、通常運行が始まった。2000年4月、MTAはセカンドアベニュー地下鉄の建設を決めた。3駅を含む第1期が開業したのは、2017年1月1日だった。出典:The New York Times。
  • TGV。1976年4月30日、フランス政府はパリとリヨンを結ぶ高速鉄道の計画を承認した。ヨーロッパ初の高速鉄道だった。新しい電気車両も、計画の一環としてフランスで開発することになった。路線は1,975日後の1981年9月26日に開通した。出典:On the Fast Track。
  • USSノーチラス。アメリカは1951年7月、世界初の原子力潜水艦を建造すると決めた。就役は1,173日後の1954年9月30日だった。出典:Cold War Submarines。
  • JavaScript。ブレンダン・アイクは1995年5月、最初の試作を10日間で実装した。その年の9月にベータ版として出荷された。出典:ブレンダン・アイクによる言語の歴史。
  • Unix。ケン・トンプソンは、最初の版を3週間で書いた。出典:UNIX: A History and a Memoir。
  • Xerox Alto。最初のGUI志向のコンピューターであるAltoの開発は、賭けをきっかけに1972年11月に始まった。「チャックが未来のコンピューターを3か月で作れると言い、ゼロックスの幹部が、無理だという側にワイン1ケースを賭けた」。Altoを作るには、ハードウェア、OS、アプリケーションの広範な設計と実装が必要だった。最初の完成機が披露されたのは1973年3月1日だった。出典:アラン・ケイ。
  • 深圳。1998年から1999年の1年間で、人口が440万人から540万人へ、100万人、22%増えた。出典:PopulationStat。
  • iPod。トニー・ファデルは2001年1月末、iPodを作るために採用された。3月にスティーブ・ジョブズが承認し、4月に受託製造業者を決め、10月に製品を発表した。11月、着手から約290日で、最初の量産iPodが顧客に届いた。出典:トニー・ファデル。
  • Amazon Prime。アマゾンは2004年末に最初の版の実装を始め、6週間後の2005年2月2日に発表した。出典:The making of Amazon Prime。
  • Git。リーナス・トーバルズは2005年4月3日に開発を始めた。4日後には、Git自身をGitで管理していた。17日後の4月20日、Linux 2.6.12-rc3がGitを使って公開された。出典:LKML。

反対の例もある。サンフランシスコでは、2001年にヴァンネス通りの新しいバス専用レーンが提案された。開通は2022年で、約7,600日かかった。市交通局の広報担当ポール・ローズは、「開始以降、雨天が増えたため遅延した」と説明した。費用は3億4,600万ドル、1メートル当たり11万ドルだ。先に挙げたアラスカ・ハイウェイは、人里離れたツンドラを通り、2019年のドル換算で1メートル当たり793ドルだった。何が起きているのか。

上の物理的なインフラの例は、1970年以前に偏っている。なぜか。仮説を示す文献を挙げる。

  • マーク・ダンケルマンは、ペン駅の改修計画が何度も失敗してきた理由を調べた。
  • アロン・レヴィは、建設だけでなく、実際の運行も遅くなったと指摘する。
  • リン・サガリンは、グラウンドゼロ再開発に時間がかかった理由を本にした。タイムズ紙で評したエド・グレイザーは、「1931年にはニューヨーク・ニュージャージー港湾公社が、当時世界最長の吊り橋だったジョージ・ワシントン橋を49か月で作れた。その時代から、アメリカがなぜ、どう変わったかを教える物語だ」と書いた。
  • ハーバート・カウフマンは、官僚主義について本を書いた。フィリップ・ハワードの序文には、アメリカの官僚的制約の性質が1960年代に変わったという主張がある。
  • ハワードは、さらにこの問題を掘り下げた「10年ではなく2年:インフラ承認の再設計」という報告書も書いた。ジョージ・ウィルも、それについてコラムを書いている。
  • 『American Government: Brief Version』の著者たちは、アメリカ政治の「古い制度」と「新しい制度」を対比し、やはり1960年代に重要な変化があったと論じる。
  • マンサー・オルソンは、安定した社会は時とともに活力を失い、特定利益集団に縛られる傾向があると論じた。実証的な裏づけは一様ではない。上の論点の一部を統合して、フランシス・フクヤマは、利益集団がアメリカを「拒否権政治」にしたと論じた。

ビジネスのための信条

  • ステータス・アズ・ア・サービス:ソーシャルネットワークが社会的資本を得る場として機能する仕組みを探り、利用者の関与や成長における地位の力学を重視する。
  • 最良の人を採用するには:特にスタートアップでは、純粋な知能より、意欲、好奇心、倫理が採用で重要だと論じる。
  • 起業家の判断ミスの心理学:インセンティブに起因する偏りや社会的証明など、創業者を誤判断へ導く認知バイアスを取り上げる。
  • 運と起業家:運を四つに分類し、積極的な行動と準備が、偶然の機会を生かす確率を高めると説く。
  • 個人生産性のガイド:固定スケジュールを避ける、三つの特定のリストを持つなど、型にはまらない効率化の方法を提案する。
  • 1,000人の真のファン:すべての作品を支える熱心なファン1,000人がいれば、創作者は経済的に自立できると提案する。
  • 苦闘:困難な時期に起業家が直面する感情的な問題を描き、粘り強さと透明性を、乗り越える鍵とする。

メンタルモデル

  • 地図と領土:頭の中のモデルである地図と、現実である領土を区別し、認識を事実に合わせる重要性を説く。
  • 能力の輪:本当に専門性のある領域に集中し、自分の限界を認め、尊重する。
  • 第一原理思考:複雑な問題を根本的な真実まで分解し、土台から新しい解決策を作る。
  • 思考実験:仮想の状況を使い、現実の危険を負わずに、考えを探り、前提を疑う。
  • 二次的思考:目先の結果だけでなく、行動の長期的な帰結を考える。
  • 確率的思考:確実だという思い込みではなく、可能性と統計的な推論で判断する。
  • 逆転:失敗する方法を見つけて避けるなど、逆の方向から問題を解く。
  • オッカムの剃刀:他の条件が等しければ、複雑な説明より単純な説明を選び、不要な複雑さを避ける。
  • ハンロンの剃刀:無知や誤りで説明できることを、悪意のせいにしない。
  • ガリレイの相対性:自分の基準枠が認識に影響することを知り、複数の視点を大切にする。
  • 速さと速度:ただ活発に動くことと、目標に向かって方向を持って進むことを区別する。
  • レバレッジ:小さな力を適切な位置にかけると、大きな成果が得られることを示す。
  • 活性化エネルギー:行動を始めるために必要な最初の力と、惰性を乗り越える方法を説明する。
  • 赤の女王効果:競争環境では、現状を維持するだけでも、絶えず適応が必要になる。
  • インセンティブ:報酬と罰が、思う以上に行動を左右することを示す。
  • フィードバックループ:出力が入力へ戻り、時間とともに変化を強めたり、釣り合わせたりする仕組みを探る。
  • 安全余裕:不確実さや想定外の問題に備え、余裕を持たせる。
  • 羨望や嫉妬による偏り:感情が判断を曇らせ、不合理な決定につながることを考える。
  • 好意や愛情による偏り:好きな人を優遇し、客観性を損なう傾向を示す。
  • 利用可能性バイアス:思い浮かびやすい情報を、過大に重視しないよう注意する。
  • コミットメントと一貫性の偏り:逆効果になっても、過去の行動と一貫していようとする傾向を考える。

意思決定の枠組み

  • 愚かにならない方法:愚かさとは、明らかに重要な情報を見落としたり、退けたりすることだ。認知能力を下げ、愚かな判断の確率を上げる七つの状況要因を示す。
  • 意思決定マトリクス:大切なことに優先順位をつける:リーダーとして自分が注意を向ける判断と、任せる判断を分けるための道具と、使い方を説明する。
  • 考え方を学ぶには:考えるための時間を、もっと取るべきだと論じる。
  • 判断の構造:意思決定入門:決断を進めるための、構造化された手順。
  • 判断日誌をつける:記入例つき:判断が上達しにくい理由の一つは、判断の質についてフィードバックを得る機会が少ないことだ。
  • 思考を改善する二段階のプロセス:最も賢い人は、どう決めるのか。
  • 打撃の科学:野球史に残る打者テッド・ウィリアムズは、効果的な判断について多くを知っていた。
  • 決断への責任を引き受ける、昔からの教え:チャールズ・フランケルは「判断をした個人や集団が、その影響を直接または間接に受ける人々へ説明しなければならないとき、その判断には責任がある」と書いた。
  • 誰かが「今回は違う」と言ったら、よく考える。
  • 深く自在に扱える知識がなければ、危うい。浅い知識から判断するのは難しい。
  • 問題を考えるための三つのフィルター:現実を解釈する助けとなる三つのフィルター。
  • 人は大きな決断をどうするか:大きな判断では、誰もが心理的な段階を通る。
  • 次の質問に答えられるようにしておく。
  • 天才を目指すより、愚かさを避ける方が簡単だ:専門家でないなら、まず愚かなことをしないことに集中する。
  • 単純さを保ち、愚行を遠ざける:ウィリアム・ジェームズは「賢さの技術とは、何を見過ごすべきかを知る技術だ」と言った。これほど真実を突いた言葉はない。
  • よい判断には環境が重要だ:多くの人の働き方では、合理的な判断は難しい。
  • 判断で重要なのは分析か、過程か:「私たちの研究によれば、よい分析を優れた判断力を持つ管理者に渡しても、それだけで自然によい決断が生まれるとは限らない」。
  • 判断が間違ったとき、何が起きるか:「判断がうまくいかないと、私たちは判断そのものより、判断した人に注目しがちだ。そこには、よい人はよい判断をし、その逆も成り立つという、根拠のない前提がある」。

Daedalium に初掲載。