Oussama
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「スタートアップのアイデアが失敗したと、どう判断するか」のイラスト

Oussama Ammar

スタートアップのアイデアが失敗したと、どう判断するか

スタートアップのアイデアには、もう一つの側面がある。よく聞かれる問いだ。自分のスタートアップのアイデアが失敗したと、どうすればわかるのか。

答えは一つではない。ただ言えるのは、自分自身が注ぐ熱量によって判断できる状態にいるべきだということだ。

多くの人の問題は、時間を十分な密度で使っていないことにある。起業家にとって最悪なのは、時間を無駄にし、自分のやることへ最大限のエネルギーを注がないことだ。

そうすると後悔が残る。うまくいかなかったのが、不可能だったからなのか、単に必要な努力をしなかったからなのか、決して本当にはわからないからだ。

本当に全力で取り組むと決めたら、三つのことを覚えておこう。

  • 他人の話を聞くのをやめる。何をすべきかを教えられる人は外にはいない。助言者、メンター、私も含め、皆から距離を置こう。やるべきことは、試し、試し、さらに試すことだけだ。
  • 自分を危険にさらす。そうしなければ、本当のところはわからない。日中の仕事を続けながら片手間でつくっていては、アイデアの可能性は見えない。その事業に専念する前に資金調達しようとしても、うまくいかない。徹底して取り組めば、判断は自分自身のものになり、答えが明らかになる。
  • 自分の物語の囚人にならない。大切な人に、会社がどれほど成功しているかについて嘘をつかないこと。なぜか。パートナー、親、親友など、最も近い人に嘘をつくと、恐ろしいことが起こる。その嘘に見合う自分でいなければと感じ始めるのだ。

最後の点は、本当に大切だ。あまりに多くの起業家が、自分の経験していることを誰にも正直に話せない、不可能な世界に自らを閉じ込める。愛する人に嘘をつき始めると、精神的な崩壊、離婚、疎遠など、ひどい結果につながる状況へ向かっていく。すべてが嘘だったと相手が知ったとき、それは本当に恐ろしいことになる。

しかも、アイデアが失敗したといつ判断するかという問いに戻ると、このルールを守らなければ、やめられなくなる。やめることは、事業がうまくいかなかったというだけでなく、自分が架空の世界を丸ごとつくった嘘つきだと認めることになるからだ。

だから、自分を守り、状況を明確に見られるようにする最善の方法は、偽りの期待の牢獄に自分を入れないことだ。

本当に信頼できる人、状況がどれほど悪く、何一つうまくいっていないかを話せる人を見つけよう。そして、やめろと言うのはその人の仕事ではないと理解してもらう。決めるのは自分であり、本当にわかるのは自分だけだからだ。

起業は、さまざまな形で、何段階にもわたる試験である。自分をどれだけ知っているか、どれだけ学ぼうとするか、人に信じてもらい、率いられるかが試される。うまくいけば、成功を扱う力、普通の人間であり続ける力、メディアが語る自分のすばらしさを信じ込まない力も試される。

それぞれの試験には、さまざまな失敗の仕方がある。そして一部では失敗するし、すべての段階で完璧ではいられないのが普通だと受け入れる必要がある。

だから、状況をはっきり見渡せ、続けるかやめるかを自分で決められるよう、周囲の環境を整えることがとても大切になる。自分で決められるという自信を築くことは、KPIを追うことや、メンターの話を聞くことなどより、はるかによい。

そして、本当にやりたい別のアイデアを持つのは、いつでもよいことだと忘れないでほしい。別につくりたい面白いもの、プランBをいつも頭に置いておけば、「プランAを終わらせるときだ」と、ずっと言いやすくなる。そういう心の状態なら、必要な大きなリスクを取れる。事業を本当に危険にさらす一方で、非常に野心的な、すばらしいものを生む可能性も開くリスクを取れるのだ。

Daedalium に初掲載。