Oussama
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「スタートアップを危険にさらす3つの思考パターン」のイラスト

Oussama Ammar

スタートアップを危険にさらす3つの思考パターン

麺を作るのも、作らないのもいい。ただ、今日それをする理由はわかっていろ。

人がどう考え、いくつもの仮定から実際の結論へどうたどり着くのか。私はいつも、その過程に引きつけられる。そして、その道筋はしばしば、ある思考パターンに左右されている。

従業員や起業家を見ていて、危険なパターンを3つ見つけた。スタートアップの良いアイデアを殺す、3兄弟の暗殺者だ。

過去の事例、権威、理念。

見つけるには、こんな言葉で始まる発言に耳を澄ませればいい。

  1. Xのときを覚えているだろう…
  2. Yが言っていた…
  3. 私たちはZなのだから…

Xのときを覚えているだろう…。これは、自分がしていることを正当化する事例を探している。だが問題は、今の自分と自社は、その事例と同じ状況にはいないということだ。さらに厄介なのは、ほとんどどんな間違った経営判断でも、それを正当化する事例は見つけられるということ。目を向けるべきなのは、今日の自社と、自分たちの状況だ。過去との類似点を知り、考えるのはいい。だが、それだけで自分の行動を正当化してはいけない。それに、たいていの人にとって記憶力は最強の武器ではないことも忘れずに ;)

Yが言っていた…。私たちは皆、スティーブ・ジョブズの伝記を読んでいる。マーク・アンドリーセンの講演は素晴らしいし、ポール・グレアムはお気に入りの書き手のひとりだ。だが、ここでも同じ問いに行き着く。その知識を、能動的で動き続ける思考の一部として使っているのか。それとも、自分の判断を正当化するためだけに使っているのか。前者はいい。後者は死を招く。

面白いことに、ヨーロッパには批判精神で知られる人が大勢いる。だが、何もかも鵜呑みにすることと、何ひとつ受け入れないことは、同じくらい愚かだ。自分の判断力を使い、自信を育てなければならない。

私たちはZなのだから…。誰にでも、自社のビジョンはある。イーロン・マスクはTeslaのマスタープランを公開した。自分たちが何者かを知る必要はある。だが、何者であるかによって、何をするかまで決まると思ってはいけない。「そうだけど、私たちは投資家なんだから、こうするべきだろう…」と誰かが言い出したら、私は即座に警戒モードに入る。サルトルの言葉どおり、「実存は本質に先立つ」のだ。

過去の事例、権威、理念は、自分の一部であるべきだ。しかし、それらに支配されてはいけない。そしてこれは、自分だけに大切なことではない。チームの全員にも徹底させるべきことだと、いつも覚えておいてほしい。

Daedalium に初掲載。