
Oussama Ammar
事業を再構築する
COVID-19は、事業がいかに急に再構築を迫られるかを示した。その教訓は、一度きりの危機にとどまらない。
事業再構築には二つの側面がある。法的な側面は、具体的な状況によって変わる。COVID-19の危機では、各国政府が企業に給与、家賃、税金など多くの固定費の支払い延期や融資を認めた。少なくとも理屈の上では。どんな危機でも、利用できる支援と、それによって生じる義務をよく調べる必要がある。
しかし、それらがやっていることは一つだけだ。後であなたに重くのしかかる大量の借金を生み出している。何も解決せず、痛みを未来に押しやっているだけだ。あなたの事業は、その未来の痛みに耐えられるだろうか。借金をすべて返せるだろうか。そして何より、世界経済がいつまでも動き出さず、今後数か月、あるいは数年間の売上が20%、30%、50%落ちる中でも、その借金を返せるだろうか。
それは……相当に重い。
だからこそ再構築が必要になる。できる限りコストを下げ、危機を抜けたときには以前より身軽な事業になっていなければならない。聞きたい話ではないことはわかっている。それは従業員を手放すことでもあり、人の人生に現実の影響を及ぼすからだ。しかし起業家として、事業を生き残らせるだけでなく、繁栄させる責任がある。そうでなければ、誰一人雇えなくなる。事業が再び好調になったとき、また人を採用できるようにするには、それしかない。
では、再構築の事業面の話に入ろう。ちなみにこちらは法的な側面よりはるかにわかりにくく、ネットにある情報もずっと少ない。
必要な人員削減について、最初から率直に話そう。退職してもらう必要があるなら、その状況に適用される手続きに従いながら、できる限り早く伝える。一時的な支援や決断の先送りを、本人に何も知らせない口実にしてはいけない。別の取り決めを望み、実行できる人もいるだろう。互いを知り、尊重するチームなら、開発やグラフィックデザインなどのフリーランスになりたい人もいるかもしれない。ただし、現実的な合意に至らなければ、人を手放す必要もあると受け入れよう。
この発言に怒鳴り返す人が大勢いることはわかっている。それでも構わない。私は社会全体のあり方や、この危機に社会がどう対応すべきかを論じているのではない。あなたの事業を救い、再び成長して繁栄できる状態に持っていく話をしている。今の世界は、以前のルールに従うだけでは立ち直らない。COVID-19の危機は戦争にたとえられてきた。そのくらいの覚悟が必要だ。
人件費をできる限り減らしたら、次はコストに徹底的に向き合う。手始めに、すべての支払いをいったん止めるのもいい。法人カードも銀行口座も、会社の誰も何も使えない状態にする。そして全員に、どんな支出であれ、100%自分に相談するように伝える。
事業に不可欠な支出が何なのか、一項目ずつ理解しなければならない。そして一項目ごとに、本当に必要なのか、別のものに切り替えられないかを判断する。あらゆるものは再交渉できる。すべてだ。電話をかけ、相手と話そう。
そして割り切ることだ。月500ユーロ払っているツールに比べて性能が半分でも、使える無料のツールがあるならどうか。確かに性能は半分だが、費用は限りなく安い。手元資金が乏しいときに費用が限りなく安くなるなら、迷う理由はない。
普通、お金を増やす方法は二つある。もっと稼ぐか、支出を減らすかだ。私を少しでも知っているなら、長年「もっと稼ぐ方法を探しに行け」と言い続けてきたことも知っているはずだ。しかし危機の最中には、問題が二つある。もっと稼げるのかわからないし、その上限もわからない。その不確実性がある以上、短期的には抜本的な決断をして、支出をできる限り抑える必要がある。
再構築の第三段階は、ビジネスモデルを根本から組み直すことだ。
危機の最中は、本業に100%集中し直す必要がある。周辺事業、実験、多角化などは、すべて忘れよう。全部切り離し、すべての力を中核事業に注ぐ。
最後にもう一つ。本業に集中し直すとは、価格を見直すことでもある。多くの人は抵抗するだろうが、顧客の需要と支払う力があるなら、危機が値上げの機会になることもある。
危機には、お金が手に入りにくくなる。流れる速度が落ち、届く範囲も狭くなる。しかし危機の中でお金を持っている人は、使えるお金がむしろ増える。顧客数は減っても、残る顧客には使うお金がある。全体としては貧しくなる一方、個々に見れば裕福になる人もいる。
特定の危機で需要が伸びる分野を考えてみよう。COVID-19の時期には、ビデオゲーム、出会いや親密な関係のためのアプリ、遠隔医療などが、人々が家で過ごす時間の増加から恩恵を受けうる事業の例になった。
そのように伸びる需要を満たす会社なら、値上げして利益率を高められないか検討しよう。その機会があるかどうかは、実際の顧客と市場による。
立ち直る鍵は、物事が再び動き出したときに投資できるお金を持っていることだ。
そのため、危機の中でゼロから始める人は、すでにある事業より有利になることもある。新しい会社は、上で述べた人員や組織の決定をいったん解きほぐす必要がなく、まっさらな状態から築ける。
ただし、再構築するにしてもゼロから始めるにしても、完全な集中が必要だ。危機の最中に成功するには、強さ、無駄のなさ、徹底した規律、短期を考える姿勢が求められる。長期を前提にしたビジネスモデルに危機の中での居場所はない。そもそもスタートアップでは、以前からあまりよいものではなかったけれど ;)。
Daedalium に初掲載。